お話を聞いた人
女性スタッフが多いこともあって整理整頓含めて配慮があり、自分が率先して、というよりもスタッフ皆で環境を整えてきたと思っています。整理整頓に関してはどちらかと言うと、指摘を受ける側かもしれません(笑)。
また、私自身が子育て中ということもあり、子育て世代の気持ちを理解してあげたいという気持ちは人一倍持っています。お子さんのいないスタッフにも、理解してもらえるように話をしています。
「社長、ちゃんと片づけてくださいね!」と言ってもらえる関係性が素敵ですね。ともに会社を作り上げてこられた雰囲気が伺えます。
①休憩スペース、託児スペース、更衣室を統合した設備の設置
②先進農家への視察、勉強会の開催(5回)
の2つです。①についてはトマトの出荷最盛期の夏場、涼しく過ごせる場所としてスタッフからも喜ばれています。②の視察は北軽井沢の農家に訪問し、2次産業・3次産業と紐づけて冬にお客様を呼び込む工夫を学んできました。
スタッフからも概ね好評です。休憩スペースは開かれたところにあるので、休憩だけでなく、打ち合わせなど社員交流の場としても活用されています。土足で入りづらいところは今後改善していきたいです。また、今回給排水設備の条件などでトイレの整備を断念したのですが、こちらも今後取り組んでいきたいです。
育児休暇や、子育て中の方が子供の行事に参加するための休日の取得、夏休みなどどうしてもの際の子連れ出社などを認めています。自身の子育て経験を踏まえながら、単に制度を整えるだけでなく、状況に応じて柔軟に対応しています。
子連れ出勤の際は、お子さんに仕事を手伝ってもらうこともありますね。
この職場が、会社と家族のちょうどよい繋がりをつくる場になれば良いなという気持ちでいます。
会社の指針としては「食卓に新鮮で安全なおいしさを届けたい。子供たちを“おいしい笑顔”にするものづくりをしたい」という思いを持っています。女性が仕事と子育てを両立しやすい環境作りや、地域農業の発展・後継者育成についても取り組んでいます。
ちなみに、スタッフは人の繋がりを通して集まっていただけることが多いのですが、「自分たちの思いに共感していただけるか」を採用の際には重要視していて、プライベートなところも掘り下げて話を聞いています。まだ体制が十分整っているわけではないので、ともに作り上げていただける方と一緒に働きたいと思っています。
農業と言われる仕事の枠を広げることで「生産物を作るだけが農業じゃない」と思ってもらえるような会社にしていきたいです。農業を通じて、おいしい、景観を守るという気持ちを持ち、暮らしやすい町にすることで農業の魅力と可能性を高めていきたいと思っています。
直近での取り組みは2つあります。
1つ目は子どもたちに農業の魅力を伝えられるよう、旅行会社と組んだ体験ツアーや食育・農育の活動を行っています。将来的には修学旅行の受け入れなどもできればと思います。
2つ目は「農家レストランをやりたい」と前々から言っているのですが、こちらは実現までに時間がかかるため、キッチンカーで移動販売での出店を行いながら、ファンを少しずつ増やしていきたいと思っています。
自分がずっと思ってきたことでもありますが、農作業だけが農業じゃない、企画や販売などもキャリアの選択肢だと思ってもらいたいです。食をトータルで考えて、そこに関わること全般が農業だと捉えてもらえると嬉しいし、仕事の幅が広がるのではと思います!
寺田さんご自身もこのメッセージ通りの農業を体現されていて、とても説得力があります!ありがとうございます。